認知症患者や家族、支援者らが一本のたすきをつないで全国を走る「RUNTOMO?RROW2015(RUN伴(とも))」が20日、長万部?函館間で行われた患者や施設スタッフ、函館市役所職員ら72人のランナーが107キロを走り、認知症への理解を訴えた
RUN伴は、NPO法人認知症フレンドシップクラブ(東京)が啓発活動の一環として、2011年に函館?札幌間約300キロを120人で走ったのが始まり今年は4日に北見市でスタートし、福岡県大牟田市までの約3000キロを6000人でつなぐ
20日は午前6時に長万部駅をスタートし函館へと南下道南エリアのラスト区間(函館市役所?弁天町)は、市の藤田秀樹保健福祉部長ら3人のほか、函館商工会議所青年部の「函館はやぶさPR隊」メンバーらも応援に駆け付け、「RUN伴!はやぶさ!」と掛け声を上げながら力走した
第1回から参加している有料老人ホームゆうの施設長、細田政裕さん(48)は「イベントをきっかけに、全国で同じ思いを持っている人たちの交流が広がった認知症の人たちが安心して暮らせるようになるまでこれからも一緒に走り続けたい」と話していた(金子真人)