【大間】青森県大間町で電源開発(東京)が建設中の大間原発をめぐり、反対現地集会(実行委主催)が19日、同原発に隣接する民有地で開かれた大間の建設を断念させるとともに、来月に迫った川内原発(鹿児島県)の再稼働に反対する集会アピールを採択した
今年で8回目函館・道南からは約50人が参加、建設阻止の意思を示した
大間原発訴訟の会(函館)の竹田とし子代表が、建設差し止め住民訴訟では原告が1000人を超え、市町会連合会が集めた凍結を求める署名14万6000人分が国に提出されたことを報告し「原発はもう時代遅れで、子どもたちに必要のないものだと訴えたい」と力を込めた
道南地域平和運動フォーラムの鎌田保事務局長、紺谷克孝、道畑克雄両函館市議もあいさつしたほか、バイバイ大間原発はこだてウォークの高橋泰助さんが集会アピール文を読み上げ、拍手で採択された放射性物質に見立てた1000個の風船飛ばしは、雨天のため中止となった
集会後、約400人が町内を約3キロにわたってデモ行進し「大間原発絶対反対!」などとシュプレヒコールを上げた(山崎大和)