函館新聞社主催の第19回函館港花火大会が19日夜、函館市内の函館港豊川ふ頭を主会場に開かれた緑の島や海上から打ち上げた約3000発の彩り豊かな花火が夜空に舞い、大勢の観客を魅了した
同社の創刊と「海の日」の制定を記念して1997年から毎年開催している花火大会函館・道南の夏を告げる風物詩として親しまれている
「悠久の美」「幽玄の美」の2部構成で、スターマイン(速射連発花火)、水中花火など音楽と融合した全14プログラムの幻想的な光りと音のショーが繰り広げられた
冒頭、同社の小笠原金哉社長が「来年3月には北海道新幹線が開業し、道南にとっては転機の年となる地元の話題を報道する地方紙としての役割を果たす」と開会宣言続いて観客のカウントダウンに合わせ、コンピューター制御によるワイドスターマイン「悠久の美」でスタート6~10号の大玉花火を順に打ち上げる「大輪菊」、水中花火と大玉花火が競演した「初夏の彩り」、GLAYの曲のメドレーにのせて打ち上げた型物花火「はなびコレクション」、北海道新幹線開業を祝う創作ワイドスターマイン「旅の先へ」など音と光が織りなす夜空のステージが繰り広げられ、客席からは何度も歓声が上がった
大会には約4万人(主催者発表)の観客が来場大会の様子は「FMいるか」やニューメディア函館センター(NCV)が実況生中継した(鈴木潤)