箱館奉行所(田原良信館長)の累計入館者数が5日、100万人に達した2010年7月29日の開館以来、約4年10カ月での達成関係者が節目を祝うとともに、一層の発展へ決意を新たにした
100万人目の入館者は、函館市上湯川町の松村謙さん(75)妻の悦子さん(74)とフジ棚を見ようと五稜郭を訪れ、奉行所に入館した初めて入館したという松村さんは「100万人目の実感はないが、たいしたものですこれから五稜郭の歴史を勉強して、本州にいる息子に伝えたい」とほほ笑んだ
この日、奉行所の一ノ間で行われた記念セレモニーでは、函館市教委の山本真也教育長が認定証を、指定管理者の名美興業の阿相博志社長が記念品と花束を松村さんに贈呈山本教育長は「多くの人に来館していただき、ありがたいの一言観光客はもちろん、地元の方にこそたくさん見てほしい」と話していた(稲船優香)