函館市内でレンタル衣装店を運営するプロ・ビジョン(亀田本町、青木幸子社長)は1日、人気観光施設の明治館(豊川町)の2階に新店舗をオープンさせた観光客や市民にハイカラな着物やドレスを貸し出すサービスで、館内や異国情緒あふれる街の中を自由に散策してもらう来年3月の北海道新幹線開業に向け、函館観光の目玉に育てたい考えだ
店名は「函館和・洋モダン衣裳館」ゴールデンウィーク期間中に函館市旧イギリス領事館で試験的に実施したところ観光客に好評だったことから、観光客でにぎわう場所での出店を決めた
用意したのは女性用着物が約120着、ドレスは30着どれもカラフルで、デザインも多彩ハイカラな袴姿のほか、若者に人気の花魁(おいらん)姿もある男性用にはタキシード、裃つきの武士姿、土方歳三や坂本龍馬の衣装も用意し、幕末気分も味わえる
新事業を始めるきっかけは、青木社長の「函館にはおいしい食があり、素晴らしいホテル(住)がある観光客に『衣』のサービスを提供したい」という思いから青木社長は「新幹線開業はもうすぐ着物やハイカラな衣装に身を包んだ観光客を街の中にあふれさせたい」と意気込む
着付けは専門のスタッフが10分程度で行うレンタルは1時間ごとと、気軽に利用できることも特徴だ同社は「観光客のほか、市民にも着物を気軽に楽しんでもらいたい祭りの時などにぴったり」とアピールする
料金は着付け込みで1時間3000円から営業時間は午前10時~午後6時土日曜は午前9時から問い合わせは亀田本町のギャラリーM・a・k(電話0138・40・5120)へ(松宮一郎)