函館地方気象台によると、台風18号の中心は18日午前10時すぎに桧山地方に上陸した。渡島半島への台風上陸は2007年9月の台風9号以来10年ぶり。渡島・桧山地方では暴風や高潮、及び土砂災害に厳重に警戒するとともに、大雨による低い土地の浸水や河川の増水、氾濫、高波に警戒を呼び掛けている。
渡島・桧山地方では、18日昼すぎまで雷を伴い非常に激しい雨が降り、大雨となる。また、同日夕方にかけて海上では猛烈な風が吹き、海は大しけとなる。渡島北部・東部では、引き続き夕方にかけて高潮による低い土地の浸水にも厳重に警戒が必要。
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これまでの主な雨量は、17日午後9時から18日午前11時までで福島町千軒208・5ミリ、函館市川汲125・0ミリ、知内99・0ミリ。
18日の最大瞬間風速は、函館空港30・9メートル(午前7時55分)、北斗(本町地区)29・7メートル(同7時18分)、函館市美原29・2メートル(同8時2分)、せたな町29・1メートル(同7時8分)。
渡島・桧山で19日正午までに予想される1時間雨量の最大は60ミリ、18日正午から19日正午までの24時間雨量で100ミリ。
風の予想は、渡島地方の陸上で風速23メートル(最大瞬間風速35メートル)、海上で風速30メートル(同45メートル)、桧山地方の陸上で25メートル(同35メートル)、海上で30メートル(同45メートル)。
18日の波の高さは、渡島で7メートル、桧山で6メートル。潮位は18日昼前から夕方までの最高潮位で、渡島北部・東部で標高1・3メートル。