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陸自機墜落、実況見分始まる

 【北斗】陸上自衛隊北部方面航空隊のLR2連絡偵察機(プロペラ機)の墜落事故を受け、陸自は17日午前11時から、道警とともに北斗市袴腰山(標高616メートル)付近の墜落現場(標高300メートル以上)で実況見分を行い、午後3時に同日の現場作業を終えた。陸自によると、この日は機体の飛散範囲の把握で「(調査初日において)一定の成果を果たすことができた」と説明した。18日以降も墜落現場を調べる。
 陸自は16日、50人規模の事故調査委員会(委員長=湯浅悟郎陸上幕僚副長)を組織した。
 墜落現場での本格的な調査には、陸自が50人、道警が60人を動員。乗員4人の関連品などの捜索をした。墜落現場までは、落ち葉と泥のぬかるんだ悪路で急な登りのため、現場での調査開始時刻の午前11時に間に合わせるため、早朝から早めに頂上を目指す調査メンバーもいた。
 陸自北部方面総監部広報室の岡欣司報道班長は現場につながる登山口で「任務遂行中の4人の同志の命を失うという重大な事故となった。今後は調査委が事故の原因を究明し、再発防止策の計画を進める」と説明した。
 陸自はヘリで上空からも調査。墜落地点は切り立った尾根で、破片が集中していたところは、茶色の土が目立っているが、樹木がもとからなかった可能性もある。機体などの飛散状況について、岡報道班長は「詳細に分析し発表するため、現時点で具体的な数値は答えられない」と述べた。
 原因解明の軸となるボイスレコーダーについて、自衛隊関係者は「見つかっているか、いないか、探しているか、いないかの情報は入っていない」とした。
 陸自機は15日午前、札幌丘珠空港を離陸し、函館空港に向けて飛行中、管制塔のレーダーから消え、翌16日に墜落機体と搭乗していた男性隊員4人が遺体で見つかった。

通常方向とは逆向き斜面に墜落

 機体の破片などは切り立った尾根付近の斜面に散乱している。斜面は東から南方向に開けており、函館空港とほぼ対面した向き。
 通常、航空機は函館空港に西側から着陸体勢を取る場合、機首を空港のある東側に向けて徐々に高度を下げていくが、陸自機は正常な進行方向とは逆向きの斜面に墜落しており、墜落直前の飛行ルートの分析が、原因究明のポイントになりそうだ。

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