23日午前4時ごろ、JR室蘭線の洞爺―有珠間の北入江信号所(胆振管内洞爺湖町入江)構内で、貨物列車の機関車が脱線したとの連絡が運転士から指令センターに入った。室蘭線の伊達紋別―長万部間の上下線で運転を見合わせており、函館―札幌間の特急が始発から終日運休する。JR北海道は「運転再開には大幅に時間を要する」としている。
運休が決まったのは、函館発札幌行きの特急スーパー北斗1、5、7、9、11、15号、特急北斗3、13、17、19号、札幌発函館行きの特急スーパー北斗2、4、10、14、16、18、20号、特急北斗6、8、12号の全区間など特急24本、普通列車20本。
脱線した貨物列車は隅田川ターミナル発札幌貨物ターミナル行きの19両編成。運転士にけがなどはない。JR北海道が復旧を急いているが、運転再開のめどは立っていない。