プログラミング教室「D-SCHOOL北海道函館校」(函館市杉並町)に通う遺愛女子高校特進コース1年の杉本瑠菜さん(15)が、サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催するジュニアプログラミング検定スクラッチ部門の1級に合格した。プログラミング言語「スクラッチ」を用いてゲームを制作する高度な知識や技能が認められた。
プログラミングに関心を持っていた杉本さんは、遺愛中の3年生だった昨年10月の同スクール開設時から通い始めた。1級の試験は、制限時間内で課題のプログラムを組むことや既に完成済みのプログラムを書き換えてアレンジを加える内容。事前に受けた1級のプレテストでは納得のいく点数には届かず、検定前に練習を重ねたという。
杉本さんは「自分で思っていた通りに動かせたり、ゲームが出来上がったときには達成感がある。論理的に物事を考えたり、勉強にも役立っている」と話す。
今月末で受講を修了するが、冬休みには講師として関わりを持ち続けるという。同スクール運営会社シーラクンス(札幌)の藤澤義博社長は開設1年目での大きな成果を喜び、「身に付けた経験を生かしてもらえるのは彼女にとっても良いこと」と話している。
また、スクール生では天野雅大君(8)=函館千代田小3年=、大石翔理君(10)=函館北日吉小5年=、瀬川慶太君(11)=函館本通小5年=、武安駿汰君(12)=函館柏野小6年=の4人も同検定の4級に合格。それぞれに「作ることが楽しい」(天野君)、「アレンジが面白い」(大石君)、「自分で考えてさらにうまくなりたい」(瀬川君)「中学生のうちに1級を目指したい」(武安君)と意欲を示している。(今井正一)