道教育大函館校で日本文化などを学ぶ外国人留学生12人が23日、遺愛女子高校を訪れ、英語科生徒14人と交流を育んだ。日本語や英語で会話し、双方の文化や食などについて情報交換し、理解を深めた。
同科は外国客船の函館入港時に通訳などのボランティア活動に励むが、今の時期はオフシーズンになるため、語学研修の場を増やそうと留学生との交流会を続けている。今回はオーストラリア、韓国、中国など5カ国の留学生が参加した。
参加者は「趣味」「函館」などのキーワードにより4つのグループに分かれ、意見交換を開始。生徒は「函館ではイカや塩ラーメンが人気」などと伝えると、留学生も「函館の食べ物はおいしい」などと答えていた。
エジプトから来たアナス・ヘルミーさん(21)は「とても楽しかった。エジプトのことも知ってもらえて良かった」と笑顔。鈴木花さん(17)は「いろいろな国の文化に触れられて良い経験になった」と話していた。(小杉貴洋)