6日に発生した北海道胆振東部地震以降、食材の確保が難しいことから午前中のみの授業となっていた函館市内の小・中学校67校と戸井幼稚園で12日、給食が6日ぶりに再開された。通常授業に戻り、子どもたちは友達と会話を楽しみながら、笑顔で食べ進めていた。
函館桔梗小学校(佐々木正幸校長、児童720人)では、給食のチャイムが鳴ると早速、当番が配膳準備を開始。この日のメニューのナスとトマトのスパゲティー、ジャガイモのナッツ炒め、ゼリーと牛乳が手際よく盛り付けられた。席に着くと「おいしい」などと話しながら久しぶりの給食を味わった。
6年2組の鍋谷大貴君と酒井きらりさんは地震の怖さを振り返りながら、「落ち着いて友達とご飯が食べられるようになってうれしい」と笑顔。半田悠陽君も「スパゲティーがおいしかった」と話していた。(小杉貴洋)