道内公立高校2016年度入試の合格発表が16日、一斉に行われた。努力を実らせた受験生は、笑顔で家族や仲間と喜びを分かち合った。
函館中部高校(千原治校長)は正面玄関前に掲示板を運び込み、全日制240人、定時制17人の合格を発表。集まった受験生は歓声を上げ、スマートフォンで写真を撮ったり、家族に連絡したりしていた。
五稜中学校の新町美咲さん(15)は「勉強が大変だった分、ほっとして力が抜けた。卒業する時に、心から笑って、心から泣けるような3年間を過ごしたい」と笑顔。赤川中学校の佐藤優凪(まな)さん(同)は「発表までずっとどきどきしていた。合格は本当にうれしい。テニス部に入って頑張りたい」と声を弾ませた。
道南では渡島管内が全日制2006人と定時制36人、桧山管内は251人の計2293人(本紙調べ)が喜びの春を迎えた。合格者が募集人員に満たない場合、各校は18日に2次募集の人数を発表する。(稲船優香)