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奥尻でホタテ養殖へ試験開始 若手が奮闘

 【奥尻】奥尻の若手漁業者が、まちの新たな特産を生みだそうとこの冬から、ホタテ養殖の試験に取り組んでいる。来夏にも「島育ちのホタテ」として売り込もうと躍起で、イカやホッケなど回遊魚の不漁による漁獲低迷の打破として期待が高まり、「浜の元気がまちの活気につながる。若者たちの頑張りがうれしい」と行政側も全面支援する構えだ。
 奥尻でのホタテ養殖は初めて。道の本年度日本海漁業振興緊急対策事業を活用し、ひやま漁協奥尻潜水部会の川瀬美弘さんら20代、30代の3人を主体に、2日に本格的な作業に入った。
 漁業振興策で役場や桧山振興局などが各地の養殖成功例を漁業者に示す中、川瀬さんらが本腰を入れて臨むことを決めた。
 約24万円の予算で、1組10段のかご20基に、オホーツクや東北への供給実績がある留萌管内の漁協から半成貝(直径6~7センチ)約2000枚を取り寄せた。
 かごの設置場所は奥尻港内と奥尻漁港赤石地区近くの沖合で、来年6~7月の出荷を目標に、穏やかな海域と潮の流れが激しい外洋との成長差を調べる。ホタテは低水温を好むため、夏場を乗り越えられるかが大きな課題だ。
 その中で対岸のせたなと乙部の両町でホタテ養殖が行われている。奥尻沖合でも天然ホタテが少なからず生息していることから、「奥尻でのホタテ養殖の可能性はゼロではない」(関係者)と専門機関が協力して養殖技術の磨き上げに努める。
 奥尻町の漁業生産額は2012年度6億8000万円、13年度6億5900万円、14年度6億4000万円と減少傾向で、町の担当者は「安定したホタテ養殖の成功で、地元漁業を支えてもらいたい」とする。桧山振興局水産課も「次世代を担う若者の意欲を応援したい」としている。
      (田中陽介)

      経済・企業

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