函館桐花中学校音楽部(坂上明日香部長、部員22人)は20日午後1時半から、函館市芸術ホール(五稜郭町37)で「ファイナルコンサート」を開く。引退した3年生や卒業生も加わり、総勢60人で「桐花サウンド」をホールいっぱい響かせる。
同部の前身は吹奏楽部。17年ほど前、合唱部と合併し音楽部となった。4月からは大川、五稜の両中学校と統合し「函館五稜郭中学校」となることから、現校名での演奏は最後になる。
演奏するのは8曲。「マードックからの最後の手紙」「カーニバルのマーチ」などクラシックのほか、なじみのあるポップスも披露する。ゲストには顧問の栗田芳樹教諭の教え子で、道内外で活躍するフルート奏者、按田(あんた)佳央理さんを迎える。部員の伴奏で「フルートとウインドアンサンブルのためのディヴェルティメント」(A・リード)などを奏でる。
栗田教諭は「本年度は地区コンクールで金賞を頂き、イベントに出演するなど思い出に残る年だった。集大成を、見守ってくれた地域の皆さんに感謝を込めてお見せしたい」と話す。
入場無料。問い合わせは栗田教諭(☎0138・41・1332)へ。(稲船優香)