地元で活動するジャズアーティストらの演奏を屋外で楽しむイベント「大門ジャズフェスティバル2020」(実行委、函館都心商店街振興組合共催)が27日、はこだてグリーンプラザ(松風町17)で開かれた。市民や観光客らが本格的なパフォーマンスに熱心に耳を傾けた。
今年で18回目。函館の夏を代表する音楽フェスとして毎年7月に開かれてきたが、新型コロナウイルスの影響で2カ月延期し開催にこぎつけた。出演団体を例年の半分以下の4組と規模を縮小し、ソーシャルディスタンスを確保するため観客席を約3メートル間隔に配置するなど、万全の感染予防対策の下で幕を開けた。
この日は「de BUKAMA」「よーいち&ゆっきー」「ANIMAL TALK」「室本光貴 session!!」が登場。このうち、トップバッターのde BUKAMAは2本のギターとパーカッションのトリオで「情熱大陸のテーマ」や「ボサノバメドレー」などのスタンダードな作品を中心に熱演。開催を心待ちにしていた来場者から温かい拍手が送られていた。(小川俊之)