函館蔦屋書店は7日、七夕に合わせて、函館三育小学校(鈴木宏和校長、児童39人)に文房具をプレゼントした。新型コロナウイルス禍に伴う自粛で、ろうそくもらいができなくなった子どもたちを喜ばせた。
同書店では例年の七夕には約700人の子どもたちが訪れるが、今年は学校行事の中止など不自由を余儀なくされている子どもたちを元気づけようと、同校と函館桔梗小、中の沢小の店舗近隣3校約1100人への文具寄贈に切り替えた。
集会で鈴木校長は「今日はお星さまは見えないかも知れないが、プレゼントがあります」と、同書店コミュニティ担当の前川未来さんを紹介。前川さんは同校児童がクリスマス時期に店舗のコンサートに出演していることに感謝し、「コロナの騒ぎが終わったらお店に遊びに来てください」と呼び掛けた。
受け取った児童会長の進藤千暉(かずき)君(11)=6年=は「心のこもった贈り物をありがとうございます。大切に使います」とお礼を述べた。子どもたちには教職員からもお菓子が贈られた。(今井正一)