函館市企業局交通部は13日、駒場車庫で市電運転体験会を開いた。午前、午後の合計で約30人が参加。車両を走らせながら、めったに座ることができない運転席からの眺めを満喫した。
10月14日の「鉄道の日」にちなんだ恒例イベント。毎年全国から応募があり、リピーターも多い人気企画で、今年は関東などから参加があった。
参加者は「アミューズメントトラム501号車」で操作方法や機器の取り扱いなどを学んだ後、530号車に移り、シミュレーションを実施。続いて8004号車を使用し、構内の約100メートルの直線区間で実際に運転を体験した。
初めて参加した遺愛女子高校1年の田村萌さん(16)は「小学生の頃から電車に乗り、運転士にあこがれていた。意外と速いスピードが出て操作が少し難しかったが、楽しかった」と笑顔で話した。(山田大輔)