函館の愛、ファン包む 緑の島GLAYライブ閉幕

 函館出身のロックバンド「GLAY」が、25、26の両日、函館緑の島で開いた野外ライブは大成功のうちに幕を閉じた。全国から訪れた5万人のファンは、GLAYとメンバーが生まれ育った函館の街から大きな愛を受け取り、街中に笑顔があふれた。(金子真人、深津慶太、蝦名達也)
  メンバーとパシャリ

 〇…JR北海道が函館駅のガラス面に掲示した巨大シールの前では、大勢のファンが互いに譲り合いながら記念撮影を楽しんでいた。
 ライブに来たファンを歓迎しようと8月上旬に掲示。大きさは縦2・9メートル、横6メートル。メンバー4人の写真とともに「ようこそ函館へ」の歓迎メッセージが記されている。
 新幹線に乗って訪れた千葉県佐倉市の会社員、根本渚さん(30)は「街中が歓迎してくれていてテンションが上がる。函館の皆さんありがとう!」と感激していた。

 メッセージと記念に

 ○…函館バスのライブ終了後の臨時便には、行き先や経由地を表示する側面のLED方向幕にGLAYの曲名を交えたメッセージが記され、ファンが記念撮影をしていた。
 ライブ会場周辺の豊川町から五稜郭を経由して湯川に向かう便で、終幕した26日の便の方向幕にはGLAYの楽曲「またここであいましょう」などと表示し、ファンをもてなした。
 ともに会社員の埼玉県鴻巣市の有馬加容さん(48)と千葉県柏市の松波久恵さん(39)は「街を挙げてやることがすごい。函館の人たちの協力が半端ない」と驚いた様子だった。
 家族3人で思い出作り

 〇…「息子には、おなかにいる時からGLAYを聞かせていました」とはにかむのは、家族3人で参加した神奈川県藤沢市のパート、阿部麻美さん(43)。
 今年は夫で会社員の智彦さん(33)との結婚10周年の記念旅行を兼ねて来函。長男の諒太君(9)は3歳の時からライブ会場に足を運び、「テンポの速いギターを弾けるHISASHIがかっこいい」と熱く語る。
 結婚式ではBGMを全てGLAYの曲で祝ったといい、麻美さんは「一家でライブを楽しみ、函館での思い出をたくさん作りたい」。
 「次は家族で函館に」

 〇…会場ではアジア圏からの外国人ファンの姿も見られた。香港から駆け付けた劉淑盈(リュウ・スクイン)さん、淑薇(スクウェイ)さん姉妹は、会場内にあるメンバーへのプレゼントボックスで思い思いの品を届けた。
 2人は20年来のファンで、「GLAYのすべてが好き」と声を大にして語る。函館でのライブには初めて参加し、「1日目のセットリストが豪華で驚いた」と笑顔。「次は家族で函館に来たい」と話し、姉妹仲良く2日目のライブへ臨んだ。
 「夢持って」に感動

 ○…札幌市の主婦、石川延子さん(56)は、25日朝の特急列車が運休したため、急きょ札幌から友人と4人でタクシーに乗り込み、函館へ。「電車が止まって悩んだ分、ライブを見ると『今函館にいるんだ!』とうれしくなった」と笑顔を見せた。
 26日は、娘の春奈さん(28)にとって初めての函館ライブ。GLAYが札幌ドームのプロ野球始球式に登場した時のユニフォームを羽織った。春奈さんは「ステージの後ろにある函館山を見て、映像とは違う感動を味わった。TERUの『夢を持って』との言葉に、これからも夢であるGLAYを応援していきたいと思った」と話していた。
 「前回超えるライブ」

 ○…札幌市の看護師、柳谷美紀さん(27)は、苫小牧市在住のおば、本間寿香さん(44)と2日間、会場に足を運んだ。26日は、そろいのピンク色のロングスカートを身に着けた。
 柳谷さんは「2日とも前回を超えるライブで幸せ。結成当時の曲が、昔の映像と合わせて流れて感激だった。1日目は雨で中止にならないかどきどきしたが、2日目は穏やかで会場が一体になった」と振り返る。
 柳谷さんが中学2年の時に初めてライブに誘ったという本間さんは「子育てで忙しい時は新曲に置いていかれないように、めいが連れて行ってくれた。今振り返ると泣きそう」と話していた。

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