函館競馬場で16日、日本中央競馬会(JRA)所属の騎手有志による小学生対象のイベント「はじめての馬乗り体験」が開かれた。地元の親子30組が参加し、馬や現役騎手との触れ合いを楽しんだ。
地元の子どもたちに競馬を身近に感じてもらおうと藤岡佑介騎手が企画し、賛同した藤岡康太騎手、荻野琢真騎手、国分恭介騎手、城戸義政騎手の計5人が参加した。
ポニーの背中にまたがった子どもたちは騎手に手綱を引いてもらい、会話をしながら乗馬を楽しんだ。このほか、部外者は普段入ることのできない検量室や馬主席を見学した。
両親と姉の4人で参加した函館日吉が丘小4年の真船太一君(9)は「馬に乗っている時に優しく話しかけてもらえてうれしかった」と笑顔を見せた。
母が函館出身という藤岡佑介騎手は「小さいころ函館競馬場にも来たことがあり、函館は第二の古里だと思っている。このイベントを通じて地元の子どもたちが競馬に興味を持ってもらえたらうれしい」と話していた。(金子真人)