• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 2024年春
    人事・本社来訪
  • 参加者募集
    写真の日プロジェクト
  • 求人情報
    総務経理スタッフ、記者

八雲高白岩教諭の新曲初演も 20日にくにたちコンサート 国立音大北海道同調会

 国立音楽大北海道同調会(小野龍臣会長)は20日午後1時半から、函館市芸術ホールで「第13回定期演奏会くにたちコンサート」(函館新聞社など後援)を開く。8組が出演し、18世紀の古典から初演となる現代曲まで声楽、ピアノ、器楽と多彩な演奏で届ける。
 同大の同窓生による演奏会で、札幌と道内地方都市で隔年開催し、函館では2015年の第8回以来。
 演奏曲のうち、新作初演となる「INVITATION(インビテーション) Ⅴ ファゴットとピアノのための」は、2016年の第85回日本音楽コンクール作曲部門第1位となった八雲高校教諭の白岩優拓(しらいわまさひろ)さん(33)が手掛けた。八雲町出身で、同大音楽学部音楽文化デザイン学科音楽創作専修を首席で卒業後、同大大学院修士課程を修了、博士後期課程を単位取得で満期退学。教員となり、16年から八雲中、19年から母校で教壇に立つ。
 「インビテーション」は大学在学中の2010年にトロンボーンとピアノ曲として1曲目ができ、電子オルガン、アルトサックスとピアノ、ピッコロとピアノ曲と、シリーズとして作曲を続けている。新作は演奏会に合わせ、ファゴットとピアノのための楽曲を依頼された。
 北海道を意識し「ゴジラ」のテーマで知られる釧路出身の故伊福部昭さんの「同じフレーズが拍子を変え何度も繰り返される」作曲法を取り入れたり、白岩さん自身の研究テーマの音の対比と融合を交え、現代曲の面白さを伝える曲に仕上げた。
 白岩さん「現代音楽はあまり好かれず、聞きなじみもなく、演奏したいという人もいないのが現状だが、面白いところがある。インビテーションは『現代音楽への招待状』という意味を持たせている」と話す。当日は、札幌交響楽団ファゴット首席奏者の坂口聡さん、ピアノは野村弓子さんが演奏する。
 また、永留淳也さん(サックス)と堀内由美子さん(ピアノ)は、20世紀に活躍した米の作曲家ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」をソプラノ、アルト、テナーの3本のサックスを駆使し演奏。このほか、ピアノ連弾、ドニゼッティやプッチーニらのオペラ曲などのプログラムを予定。
 入場は1000円。未就学児不可。問い合わせは北條さん(0138・43・6418)へ。(今井正一)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 五島軒、新業態のカフェ27日に営業開始 本店1階ロビー アフタヌーンティーなど
      2. 遺愛6連覇、函工4連覇 バドミントン高体連春季大会
      3. 不同意わいせつ容疑 八雲の70代男性逮捕
      4. 函館港に初入港 豪華客船「シーボーン・オデッセイ」
      5. 函館でサクラ満開 過去3番目タイの速さ
      6. 道南ものがたりジャーニーラン、8月に道内初開催
      7. 28日にスプリングコンサート 道南23団体出演
      8. 日吉町で住宅火災
      9. ポツンと佇む小さな食堂③/猫がいるレストラン casadelgatto
      10. 春のパン&スイーツ大集合/クープ・オ・クール

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      4月25日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト