「赤色エレジー」などのヒット曲で知られ、「オートバイ少女」など4本の映画監督を務める函館ゆかりのシンガーソングライターあがた森魚さんが、デビューからの45年史をまとめた自主制作ドキュメンタリー映画「アガタカメラ~佐藤敬子先生を探して」の制作を進めている。映画製作にかかる資金として、クラウドファンディング(CF)での協賛を募っている。
あがたさんは2007年から毎日カメラを回し続けており、全国各地での知人との交流やライブの様子、自身のつぶやきなどを記録している。
佐藤さんは、あがたさんが幼年期を過ごした小樽・入船小学校での最初の担任の先生で、「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど」という曲で「一番好きな先生」と歌うほど尊敬する人物。制作中の映画では、これまで撮りためてきた日常の記録をまとめながら、すでにこの世を去った佐藤さんの足跡を追いかける。
CFは、一口3000円から30万円までの7段階あり、募金内容や口数に応じて、映画視聴権やクレジットタイトルへの記名、ライブや食事会への招待などの特典が受けられる。目標額は300万円で、締め切りは10月25日午前0時まで。15日現在で約50人から約90万円を集めている。映画の共同プロデューサーを務めるオムロの田村由美さんは「皆さまの応援を心よりお待ちしております」と呼び掛ける。特典の一部には、自身がディレクターを務める函館港イルミナシオン映画祭への招待権もある。
郵便為替でも受け付けており、〒616・8416、京都府京都市右京区嵯峨大覚寺門前井頭町16の1、ラーバン嵯峨203、オムロ京都オフィス宛てに郵送する。問い合わせは田村さん(090・8101・7805)へ。ホームページはhttps://motion―gallery.net/projects/agatacamera。(半澤孝平)