函館市によると、65歳以上の高齢者が対象の新型コロナウイルスワクチン接種について、6月26日から今月4日までの間に計1万1433人が1回目を終え、2回目まで計1万3864人が完了したことが6日までに分かった。接種を終えた人の割合は1回目が61・6%、2回目が30・3%。市立函館保健所は、対象者の6割以上が1回目を終えたことについて「想定より速いペース。次の段階に予定を早めて臨めそう」とする。
市は5日に接種の進捗(しんちょく)状況をホームページで公表。4日の時点で、1回目を終えた人数は計5万6645人、2回目が計2万7886人。接種率は前回発表日(6月28日)との比較でそれぞれ13・0%、15・2%増加した。
市が同期間に実施した集団接種(1回目)と、予約を受け付けた医療機関2カ所で個別接種(同)を受けた人は計3176人。同保健所は、そのほかの約8000人がかかりつけ医などでワクチンを受けたとした上で「(接種ペースの加速は)市内の約120カ所の医療機関の協力によるところが大きい」としている。(海老田暁)