今のうちに出来ることから…
コロナ禍の中、何かと不便な生活になり、早くも一年が過ぎようとしていますが、手洗いや手指の消毒作業を頑張っているうちに手や爪が荒れる方がみられます。保湿成分入りの消毒液に変え、手洗い後にワセリンなどで保護したり、爪が傷つきやすくなった時はジェルネイルなどで一定期間、爪を補強するのもおすすめです。
このような状況下で運動不足になり筋力が低下し、階段や自宅内での転倒、運動中の捻挫、肉離れを起こす方が多くみられます。ステイホームでも出来る筋トレとしては、椅子に立ったり座ったりを繰り返すハーフスクワットで、大腿四頭筋を鍛えるエクササイズになります。また、つま先立ちになるのを繰り返す踵上げ運動は、腓腹筋、ヒラメ筋のトレーニングになります。
感染リスクを抑えるために外出を控えなくてはならず、緊張感を持って生活されているせいか、首の筋緊張や顎関節症の方も多いようです。顎関節症には微弱電流や鍼治療が効果的です。首の筋緊張には、背部の筋肉に酸素を送ってあげるイメージで肩をぐるぐる回したり、子供の頃に戻った気持ちでラジオ体操なども良いと思います。
筋緊張といえば常時マスクを着けているせいで、表情筋を動かす機会が減っているように思います。お顔の筋肉がコリ固まると、ほうれい線の原因にもなります。どんどんもみほぐしましょう。顔の印象を若く見せるポイントは鼻の下です。筋力低下で鼻の下から上唇までの距離が長くなるのを防ぐために効果的なのが、マスクをしながらでも出来るベロ回し運動です。お口を閉じた状態で、舌で歯茎の表側をなぞるように一周させると、口輪筋のトレーニングになります。左回り10回、右回り10回で1セットです。
いずれの筋トレもご自分が出来る無理のない回数から始め、その時出来るところをやる「1日1カ所筋トレ」をスタートしてみてはいかがでしょう。
(ハコラク 2021年3月号掲載)
堀江はり灸整骨院
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