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ドクターコラム/共愛会病院 産婦人科部長 佐藤賢一郎さん

 婦人科MRI検診について

 婦人科MRI検診というのは、あまり聞いたことがないのではないでしょうか。MRIを使って主に子宮筋腫や卵巣腫瘍を調べる検診です。ある程度進行した子宮頸がんは写りますが、初期の子宮頸がん・前がん状態(異形成、異型上皮)は小さ過ぎて写りません。従って、子宮がん検診の代わりになるものではありません。あくまでも、子宮筋腫や卵巣腫瘍を見つけるのが主な目的です。  一番のメリットは、内診や経腟超音波などの、経腟的な診察をしなくても良い点です。また、CT検査と違って放射線を使用していませんので被爆の心配もありません。腟からの診察を受けなくても良いので、特に10代、20代の若年の方に適した検査と考えています。
 日本人の子宮筋腫の最も若い方の症例はこれまで13歳で、子宮内膜症も13歳です。10代後半から30代の方たちをAYA(Adolescent and Young Adult:思春期と若年成人)世代といい、現在、日本ではAYA世代のがん患者の方が2万人以上いると推計され、社会的にも問題になっています。我々は、がんだけではなく、AYA世代の子宮筋腫や卵巣腫瘍にも注目すべきではないかと考えています。
 若いうちから早い段階で子宮筋腫や卵巣腫瘍を見つけることによって、卵巣がねじれて急にお腹が痛くなる卵巣腫瘍茎捻転による緊急手術で片方の卵巣を全摘出したり、子宮筋腫や子宮内膜症の関連の病気で気付いたら赤ちゃんが出来づらくなっていたりするのを防げるのではないかと考えているのです。私どもの婦人科MRI検診のデータ(23~65歳)では、子宮筋腫が36・1%、卵巣腫瘍が3.6%の方に見つかりました。現在のところ、婦人科MRI検診の一番の問題は値段が高いことですが、将来のことを考えれば決して高過ぎるということはないのではないかと思っています。
(ハコラク 2020年6月号掲載)


略歴
昭和59年、札幌医科大学卒業。前製鉄記念室蘭病院高度生殖医療実施施設実施責任者、前室蘭産婦人科医会会長を経て、平成25年より現職。医学博士、日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本臨床細胞学会細胞診専門医。

共愛会病院
函館市中島町7-21
☎0138-51-2111(代)
http://kyoaikai-hosp.com
■診療科目/内科、呼吸器科、消化器科、心療内科、眼科、循環器科
                  小児科、外科、整形外科、産婦人科、皮膚科、泌尿器科
                  リハビリテーション科、歯科、口腔外科、麻酔科(谷口周平)
■受付時間/月~金  8:00~11:30 
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