炭の匂いに誘われふらり
笑顔広がるアットホームな店
五稜郭公園にほど近い路地に佇む「炭火串焼き ゆめふう」は、この夏に開店したばかり。炭火焼きの様子が見えるＬ字カウンター７席のみのこぢんまりとした店内には、佐藤都美店主が立つ焼き台から香ばしい匂いが漂い食欲を誘う。品書きに並ぶのは豚精肉や鶏せせり、豚バラ巻きなど串焼きのほか、つまみ系料理。人気の自家製「ふわふわつくね」はヤゲン軟骨でコリコリとした食感を出し、食べ応えのある「牛肩ロース」は特製のピリ辛ゴマダレが後を引く。ほかにも、しょう油ベースの「もつ煮」やさっぱりとした「ピリ辛きゅうり」など、メニュー数は決して多くないが、酒飲みのツボを押さえた手作りの一品を用意。「本日のオススメ」には、漁師修業中の息子のつてで仕入れるマグロの刺身が登場することもある。「女性のおひとり様も大歓迎です」と笑顔で接客する佐藤店主を中心に、初対面同士でもすぐに打ち解けられる距離感が居心地良く、どこか懐かしい酒場風情が大人心をくすぐる。
（ハコラク ２０２２年１１月号掲載）
炭火串焼き ゆめふう
函館市五稜郭町３０-２１
☎０１３８-８３-２００９
１７：００～２２：００
（フード２１：００・ドリンク２１：３０Ｌ.Ｏ）
日曜定休（ほか不定休あり）
禁煙
ぶらり秋のひとり飲み⑦／炭火串焼き ゆめふう
女性１人でも気軽に立ち寄れる気さくな接客で、店内は明るい雰囲気。５人以上で２時間貸し切りにも対応する（要予約）。
「ふわふわつくね」（１串２５０円）のタレは甘み控えめで、卵黄（＋５０円）を付けるのがおすすめ。ほか「牛肩ロース」（１串３８０円）や「てばさき」（同１６０円）、「トマト巻き」（同２００円）など。
カウンターから聞こえるパチパチという焼き音と立ち込める炭の香りに、焼き上がりまでの期待が膨らむ。
「もつ煮」（４５０円）は１人客にうれしいサイズ。
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