名古屋のカフェ文化が詰まった
炭焼きコーヒーと楽しむサンド
今年4月に開業5周年を迎える「ヤマヨシコーヒー」は、カウンター7席を中心とした静かな空間で、神戸市「萩原珈琲」から直送される炭焼きコーヒーを味わえるカフェ。注文ごとにコーヒー豆を挽き、ハンドドリップで入れるオーナーの小笠原真澄さんは、愛知県名古屋市のカフェに長年勤め、地元函館にUターン。「コーヒーを飲みながらゆっくりと過ごし、小腹がすいたらおやつ感覚でつまんで欲しい」と手作りするサンドイッチは、ベーコン、レタス、トマトの王道の組み合わせ「BLTサンド」から名古屋風「小倉サンド」などのスイーツ系まで、全8種類を用意している。
オープン当初から世代を問わず愛される「卵焼きサンド」は、関西で主流の厚焼き卵を挟むスタイル。出来たてからは湯気が立ち上り、パンの間にぴったりと納まる卵焼きの甘い香りと優しい味わいを、自家製からしバターのキリッとした辛さが引き締めている。イチゴの甘酸っぱさとあんの甘味が、マスカルポーネクリームによって一体感を持って口の中に広がる「フレッシュ苺と粒あんのサンド」など、フルーツサンドは若い人を中心に人気。名古屋でのカフェ勤務の経験から生まれた特製サンドを、コーヒーの香りに浸りながら時間を忘れて堪能したい。
(ハコラク 2021年3月号掲載)
YAMAYOSHI COFFEE
函館市元町31‐24
☎0138‐24‐3900
10:30~18:00
(ランチは11:30~14:30)
月曜定休
禁煙 P有り(3台)