石油情報センター(東京)は17日、15日時点の石油製品価格調査の結果を発表した。道内のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格は前回調査(8日)と比べ、0・2円安の168・1円で2週連続の値下がりとなった。
全国の平均価格は同0・1円安の168・9円で11週ぶりに値を下げた。
函館市がまとめた11月の石油製品小売価格調査によると、12日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格は前回調査(10月12日)と比べ、6・05円高の168・42円で6カ月連続の値上がり。このほか、市が調査した石油製品1リットル当たりの平均価格は、家庭用灯油が同9・47円高の112・79円、軽油が同5・90円高の149・73円、重油が同7・61円高の111・31円、プロパンガス5立方メートルが54・06円高の6326・94円、10立方メートルが同110・56円高の1万340・75円といずれも値上がりした。
石油情報センターによると「引き続き原油の供給懸念から価格は高止まり傾向にあるものの、米国での原油在庫増加やドイツでの新型コロナ再拡大から需要減退の動きがみられ、原油価格、卸値は値を下げた」とし、来週以降は卸値が据え置かれたことから横ばいの推移を予想している。(飯尾遼太)