【福島】福島町観光協会(出羽正機会長)は、クルーズ船が発着する岩部漁港内に干潮時だけ現れる「ハート」型の潮だまり(潮が引いたあと海水が残留してできる水たまり)を新たな観光スポットにしようと、SNSなどでPRしている。
潮だまりは、漁港から歩いて数分の浅瀬にある。縦横各3メートル、深さ5メートルほどの水たまりでハート型に見える。町民や釣り客には昔から知られていたが、観光客にはほとんど知られていなかった。
同協会の猪熊矩嗣(のりつぐ)事務局次長(40)が、岩部海岸の新たな観光スポットを探していところ、奄美大島(鹿児島県)にある同じくハート型の潮だまり「ハートロック」が恋愛のパワースポットとして人気になっていることをヒントに、漁港内の潮だまりをPRすることを思いついた。
猪熊さんは「干潮時だけ見られる希少性とハートの形で「写真映え」することから、新たな名所にしたい」と意気込んでいる。
付近の岩場は非常に滑りやすいので、見学の際は足元に注意が必要だ。(佐藤由紀彦)