30日午後4時15分ごろ、第一管区海上保安本部函館航空基地に所属するヘリコプター「シコルスキー式S76D型」の飛行後点検で、同機右側尾部シャフトカバーのねじ1本が脱落していることが分かった。同基地は落下した可能性があるとして函館市や消防、警察などに連絡したが、午後8時現在、被害の報告はない。
同基地によると、落下したねじの材質はチタンで、長さ15ミリ、直径11ミリ、重さ約1・5グラム。同機は飛行訓練のため同1時55分に函館空港を離陸し、津軽海峡上空を飛行後、同3時44分函館空港に着陸。飛行前の点検でねじは脱落していないことが確認されている。
同基地は「被害があった場合は速やかに通報してほしい」としている。(小川俊之)