【江差】町と公立はこだて未来大学は、公共交通などの地域課題に協力して取り組んでいくとして包括連携協定を締結した。片桐恭弘学長が24日、町役場を訪れ、照井誉之介町長と協定書を交わした。
協定では、交通に関わることのほか、同大が得意とする情報技術の活用や教育の推進、人材育成に関することなどについて互いに協力、連携して実施していく。
照井町長は「未来大の知見を生かし、住民の皆さんが車を持たなくても生活できる体制を今以上に構築したい」とあいさつ。片桐学長は「情報技術を使い、地域の課題解決に取り組むのが未来大学の大きなミッション。江差町に関しても貢献できる」と述べた。
町では、高齢者にとって利便性の高い公共交通の充実や、公共交通分野での財源に関する課題解決などのため、AI(人工知能)を活用し、効率的な交通システムを研究する同大と協定を締結した。(入江智一)