菓子・総菜製造販売の「カドウフーズ」(函館市追分町、嘉堂聖也社長)は、コーヒー豆焙煎卸売販売の「美鈴商事」とコラボレーションした餅のスイーツ「はこだて雪んこコーヒー」(税込み250円)を発売した。美鈴商事のブレンドコーヒーを使い、甘さとほどよいコーヒー味がマッチした商品で、本社工場で先行販売している。
はこだて雪んこは厚沢部町産のサツマイモ「コガネセンガン」を使ったスイートポテトを求肥で包んだ菓子で、2009年から販売。これまでプレーンのほか、抹茶、カボチャなどさまざまなフレーバーを開発してきた。
今回、欧米からコーヒーの文化が伝わった開港都市としての函館の一面を発信しようと企画。美鈴商事はカドウフーズが17年にキッチンカーによる販売を開始した際、はこだて雪んこに合う特製のブレンドコーヒーを手掛け、それを粉末にしてあんに練り込んだ。「インパクトがあり、濃いめの味わいを目指した」と嘉堂社長。現在は本社工場のみで販売中だが、今秋にもカフェやコーヒー豆販売店などでの展開を検討している。嘉堂社長は「コーヒーが苦手な人でも食べられる味。ぜひ一度試してみて」とPRする。
このほか、本社工場では美鈴商事のコーヒーゼリーを使ったフロート(税込み550円)も金、土、日曜限定で販売。問い合わせはカドウフーズ(0138・62・6077)へ。(飯尾遼太)