函館市出身のプロレスラーで、プロレス団体「道南リング」代表のカツオ選手(35、本名・大野勇樹)は、道南の10市町で入場無料の大会開催を目的に、24日からクラウドファンディング(CF)を開始した。一口500円から支援でき、4月26日まで募集している。
カツオ選手は2005年にプロデビューした。17年に道南リングを立ち上げ、函館競馬場や函館競輪場、北海道東照宮などでイベントを展開。昨年は新型コロナウイルス感染拡大で活動制限を余儀なくされ、11月に大会開催するも、感染急増で予定していたレスラーの出場辞退が相次いだ。
苦境の1年を経て、「今年こそは元気を届けたい」と入場無料の大会を考案。CFの目標金額を200万円に設定した。返礼品は500円で動画メッセージ、3000円はトートバッグ、5000円以上はカツオ選手と株式会社小原のコアップガラナとのコラボTシャツなどを用意している。
目標に達しない場合は返金されるオールオアナッシング方式を選択。「エンターテインメントは生きていくのに必要ではないが、自分はこの世界でしか生きられない。背水の陣道南リングの今後を皆さんに問いたい」と強い覚悟で臨んでおり、「達成しか考えていない。道南を盛り上げたい」と力を込める。支援はすでに100人以上から寄せられ、70%を超えている。
支援や詳細はCFサイト(https://campーfire.jp/projects/view/401949)へ。(小林省悟)