ホテルの顔として一流の接客が出来るよう
周りの力を借りながら全力で仕事に挑む
「望楼NOGUCHI函館」でフロントを務め、訪れた人たちをやわらかな物腰で出迎える新本さんは、2020年にホテルスタッフとしてデビューした新人。苫小牧市出身で高校卒業後、「人と接するホテルの仕事に就きたい、仕事をする前にもっとホテル業について学びたい」と思い、実施研修を交えて学べる職業訓練校「野口観光ホテルプロフェッショナル学院」(苫小牧市)へ入学。ホテル運営の基礎知識などを身に付けた。配属されたのは実習先でもあった「望楼NOGUCHI函館」で、同学院の講師も務める執行役員支配人の岸田克己さんは「在学時から素直で真面目。柔軟性がありながらも芯が一本通っている。今後も期待している」と信頼を寄せる。現在はホテル全体の業務を把握しながら各セクションと連携を取り、現場の指示役も任されるまでになった。「どうしたらお客様に喜んでいただけるか」と先輩スタッフに教わりながら、さまざまな要望に過不足なく対応できるよう知識を蓄え、より良いサービスを提供するための努力を欠かさない。新本さんは「来年度には学院の卒業生が配属されてくる。頼られる先輩になりたい」と話し、今日も仕事に励んでいる。
(ハコラク 2021年3月号掲載)
野口観光マネジメント株式会社
望楼NOGUCHI函館
函館市湯川町1‐17‐22
☎0570‐026573(代)