【木古内】道の駅「みそぎの郷きこない」館内のイタリアンレストラン「どうなんデス」は3日、成人式が中止となった新成人20人に日ごろの感謝の気持ちや思い出づくりにと料理の詰め合わせをプレゼントした。
同店の運営会社「ケイ・デパール」の近藤舞子社長は、同店で成人するスタッフや、新成人のために、何かできないかと、成人式の実行委に相談し実現した。同店に招待する案もあったが、新型コロナウイルスが拡大傾向にあることから、料理の詰め合わせを贈ることを決めた。
プレゼントされた料理は、ひこま豚のミートボール、どうなんですナポリタン、紅ズワイガニのサラダなど9品の詰め合わせと「コッペん道土(どっと)」のお食事パン。新成人47人のうち20人に渡された。近藤社長は「町外の人もいずれは地元に戻ってきほしい。新成人には木古内を代表する素敵な大人なってほしい」と料理に込めた思いを語った。
成人式実行委の野坂悠登(ゆうと)さん(19)は「成人式が中止になって集まる機会がなくなり残念に思っていた。近藤社長の思いに答えたい」と笑顔で料理を受け取っていた。(佐藤由紀彦)