【奥尻】町は1日、全町職員約50人を対象に実施していたPCR検査で11月30日から今月1日にかけて新たに4人の感染者が確認されたが、このほかの職員の安全性が確認されたとして、30日に臨時休業した役場本庁舎と青苗支所の業務を1日から再開した。教育委員会事務局の入る海洋研修センターはこの日も臨時休業し、2日の再開に向けて調整している。
町によると、新たに感染が確認されたのは、30日がいずれも男性で、役場本庁舎で勤務する20代と30代各1人と教育委員会事務局勤務の50代1人。1日は出先機関で勤務する30代女性1人の感染が確認された。
30代男性のみ25、26日ごろに微熱や味覚障害の症状が出たが、現在は無症状。ほかの3人に症状は確認されていない。
4人は25日ごろからそれぞれ休暇を取得し、現在も自宅で過ごしている。島外搬送の態勢が整い次第、島外の医療機関に搬送される見込みという。
町職員の感染者数は、29日までに確認された4人と合わせ、8人となった。(入江智一)