道は11月30日、桧山管内で新たに3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1人は江差町の30代男性で、2人は居住地非公表。
道によると、江差町の男性は道職員(渡島総合振興局勤務)で、同町内に勤務し設計、監督業務を担当。24日まで出勤していたが、25日に親族の陽性が判明したため休暇をとり、27日に検査、29日に陽性が判明した。職員は住民との接触が少ない職務で、職場内で濃厚接触者として想定される職員はいないとしている。
このほかは30代女性、10歳未満の男児。すでに感染が判明している患者と接触があり、28日に感染が判明した。3人とも無症状で、入院などに向け調整中。道は濃厚接触者や感染経路などについて調べを進めている。
また、道は奥尻町でクラスター(感染者集団)が発生したスナックに関し、新たに利用客1人の感染が判明したと発表。同飲食店での感染者は計10人となった。
30日の感染確認は151人(札幌市87人、旭川市19人、函館市2人、道検査分43人)。札幌市内の新規感染者が2桁となるのは25日以来5日ぶり。また、道と札幌市は計5人の死亡を発表した。