12月1日に開幕する「2020はこだてクリスマスファンタジー」(実行委主催)のメインツリーが27日、金森赤レンガ倉庫群前会場に到着した。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から今年はステージは設営しないが、期間中の毎日午後6時の点灯に合わせ花火は打ち上がる。
例年、函館の姉妹都市カナダ・ハリファクス市からモミの木が贈られるが、現地のハリケーンの影響で代替木となった昨年に続き、今年も道産トドマツを使用。ツリーは函館湾沿いの事業所敷地内で電飾を施した上で、同日朝に台船で移動し、午前9時過ぎに会場周辺に到着。30日夕には試験点灯し、本番に備える。
今年は1998年のクリファンスタート以来初めて点灯式などの関連イベントは全て中止となり、好評のスープバーの出店もない。
実行委事務局の函館国際観光コンベンション協会の布谷朗専務理事は「例年とは違うクリスマスファンタジーとなるが、感染対策に気をつけて楽しんでほしい」と話している。
ツリーは12月25日までの期間中、午後4時半~同5時45分、同6時~同10時に点灯。花火は毎日同6時と、最終日は同8時にも打ち上げる。(今井正一)