3日までの飛び石連休初日の10月31日、函館市内は絶好の行楽日和に恵まれ、観光地などは大勢の人出でにぎわった。道内唯一の国指定文化財庭園「香雪園」(函館市見晴町)では紅葉が見ごろとなり、訪れた市民らが晩秋の彩りを楽しんでいた。
同園を管理する市住宅都市施設公社東部公園事務所によると、函館市で同27~30日の朝の最低気温が5度を下回ったことで、カエデ並木やモミジ類の紅葉が進み、赤や黄色のトンネルが一層美しくなったという。七飯町大中山の主婦、増田依子さん(56)は「毎年昼と夜に見に来ている。今年はコロナ禍もあり、美しい風景に触れられる感謝の気持ちを大切にしたいと思った」と話していた。
紅葉をライトアップする「はこだてMOMI―G(もみじ)フェスタ」は8日までの午後4時~同9時に行う。渡島・桧山地方の天気は1日から下り坂で、曇りや雨の日が多くなる見込み。(山崎純一)