函館市本町・五稜郭エリアににぎわいを創出する「五稜郭まちなかオープンテラス」(実行委主催)が19日、本町交差点周辺で始まった。「3密」を防ごうと路面店が歩道にテラス席を用意し客が飲食を楽しんだほか、ライブパフォーマンスも行われ、大勢の人でにぎわった。20日まで。
新型コロナウイルスの影響で飲食店などが売上減少に苦しむ中、エリア全体を大きなオープンテラス会場と捉え、食事や歓談を楽しんでもらおうと企画。本町交差点を基点に道道に面した飲食店など40店が参加。沿道には居酒屋などがテラス席を用意したほか、ビアガーデンも設けられ、スタート直後からお酒を楽しむ客の姿が見られた。
シエスタハコダテ屋外テラスでは、弾き語りやマジックショーなどが行われ、大いに盛り上がった。交際する女性と2人で楽しんでいた函館市梁川町の公務員、石川達也さん(32)は「今年の夏はイベントが軒並み中止になり寂しく感じていた。こうしたイベントがこれからも続けばと思う」と話していた。
20日も午後4時から同9時まで開かれる。(野口賢清)