老舗を守る大将の技ともてなしが魅せる
飛び切りの寿司に感動
駅前通りを歩くこと約5分。暖簾を掲げて半世紀が経つ「清本鮨」は、3代続けて通う常連客もいる地元で愛される老舗。年季の入った一枚板のヒノキ製のカウンターには、氷の上に載せた銀簾にずらりとネタが用意され、みずみずしく鮮度が保たれている。一心にカウンターに立ち続ける原哲大将が、鮮やかな手つきで握りつけ台に並べる寿司は、近海のボタンエビや5月頃に入るマコガレイなど地元の旬の味を一層味わい深く感じさせる。絶妙な握りに舌鼓を打ちながら、ほがらかな大将と話していると、帰りの列車の時間を忘れてしまいそうだ。
(ハコラク 2020年6月号掲載)
清本鮨
木古内町本町60
☎01392‐2‐2371
11:30~22:00
(21:00L.O)
月曜定休 禁煙