函館酪農公社の直売店「函館牛乳 あいす118」は6日、今季の営業を開始した。新型コロナウイルス感染症の影響で、当初の予定より2カ月ほど遅いオープンとなったが、待ちわびた家族連れらが足を運び、ソフトクリームなどを味わった。
感染予防策として、芝生やテラスは立入禁止とし、テイクアウト限定でスタート。食券は使わず現金のみの対応、ソフトクリームはコーンはなくカップのみとし、販売アイテム数も縮小。店内では、通路を一方通行にするなどの対策が講じられた。
午前10時のオープン前から車で待機する人の姿があり、開店後は家族連れらが次々と来店。車の中でソフトクリームなどを味わう姿が見られた。息子の光誠(こうせい)君(2つ)らと訪れた市内の中村麻衣子さん(35)は、「いつ再開するかとフェイスブックをチェックしていた。やっぱりおいしい」と話していた。
11月末まで営業予定。営業時間は、午前10時から午後5時(7~8月は午後5時半まで)。子牛の哺乳体験、バター作り体験は今季中止とし、牛への餌やり、芝生・テラス開放は7月以降の実施を検討中。問い合わせは、同店(0138・58・4460)へ。(早坂直美)