函館市内の多くの公立高校で8日、入学式が行われた。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、出席者を制限し、時間を短縮して実施。マスク姿の新入生は、期待に胸を膨らませながら式に臨んだ。
市立函館高校(谷川敬一校長)は240人の新入生を迎え入れた。保護者や来賓は不参加とし、祝電披露を省くなど簡略化して式を挙行。生徒が着席する間隔を広げる対策も講じた。
谷川校長は「志を高く持って努力を始めれば、先輩や先生が温かく包んでくれる学校。市函プライドを胸に自分が学校の歴史を創るという気概で学校生活を送って」と式辞。新入生を代表し、小嶋陽介君が「憧れの学校に入学できた感激を忘れることなく、それぞれの目標達成のために努力する」と誓いの言葉を述べた。
市内では今後、函館工業高校が9日に入学式を予定している。(山田大輔)