老舗洋食店「五島軒」(函館市末広町、若山直社長)はカレーやハヤシライスの宅配、テークアウトを23日まで延長している。4月からは新メニューとして、ユズが香る「ステーキ丼」も登場し、人気を集めている。
同店では新型コロナウイルスの影響で外食を控える動きをにらみ、家庭で同店の料理を食べてもらおうと、3月6~30日にカレーなどの弁当販売を実施。3月末までに販売合計が1万食を超えるなど好評だったため、4月も実施を決めた。
新登場のステーキ丼(税込み1200円)は今回の企画に合わせたオリジナルメニューで、各日数量限定。肉は簡単にかみ切れるほど柔らかく、和風ソースの味付けに加え、そしゃくに合わせてユズの爽やかな香りが口の中に広がる。ユズが苦手な人にも対応可能。
このほか弁当のラインアップは3月に引き続き、イギリス風(中辛)・フランス風(甘口)ビーフカレー、インド風チキンカレー(辛口)とハヤシライスの4種で、いずれも800円。ステーキ丼やカレー、ハヤシライスはテークアウトで100円引きのサービスも。トッピングはロースカツ、カニクリームコロッケ、ピリ辛タンドリーチキンの3種(いずれも400円)を用意している。
宅配は税込み5000円以上で、函館市内(東部4地域を除く)に対応する。注文はテークアウト、宅配とも受け取り希望日の前日午後4時までの受付で、事前予約制。当日販売は行わない。配達・渡し時間は午前11時半から午後3時。同店営業部の原島雪乃主任は「老舗五島軒の料理を手軽に味わえるこの機会を利用し、ぜひご家庭で味わってほしい」と呼び掛ける。
注文や問い合わせは同店(0138・23・1106)へ。(野口賢清)