地元への思いがあふれる料理に会食でも子供連れでも存分に楽しめる
キャンドル作家・起業家として道南を盛り上げようと多方面で活動し、全国にいる生徒や経営者仲間との交流も深い和泉さんが、「大事な人が訪ねて来たら、絶対に連れて行きたい店」と紹介するのが「函館海鮮居酒屋 魚まさ 五稜郭総本店」。函館で生まれ育った居酒屋として〝食を通して函館を豊かに〟をテーマに、実際に産地に足を運び出合った道南の良質な食材から、手作り出来たての料理を提供し今年15周年を迎える。
「ちょうどこの部屋で、起業家同士集まって意見交換会をしたことがあるんですが、初めてお会いした方ともすごく仲良くなれて、そこから新しい事業がスタートしたことがありました。ここはとにかく何でもおいしくて、仕事の話しをしていても自然と打ち解けられる」と和泉さんは笑顔を弾けさせる。欠かさず注文している「鬼の鮭トバ」は、板場に立つと〝鬼〟になるという総料理長が良い紅鮭が手に入った時にだけ温度や湿度にこだわって仕込む逸品で、大好物の刺身盛りは「実家が漁師で子供の頃から新鮮な魚介を食べてきたけれど、ここのはどれも鮮度が良くておいしい」と太鼓判を押す。「メニューにあるのは全部飲んだかも」というほど酒も大好きで、季節ごとの飲み比べも楽しめる日本酒の品揃えは、日本酒マイスターの知人も喜んだという。
イカが不漁の時には、採算度外視で活イカにも負けない限定海鮮丼を用意し客を喜ばせ、メニューには生産者の情報をびっしりと記載するなど、一つひとつのサービスに地元への思いが感じられるのも心を掴まれる理由で、「無添加や無農薬への意識が高い食材を使う料理は、子供にも安心して食べさせられる」と育児に悩んだ時にもここで気分転換できたという。ママ友とリフレッシュに訪れたり、仕事仲間と道南の未来を語り合ったり、地元愛あふれるこの店で過ごす時間は、和泉さんのオンもオフも支えている。
(ハコラク 2020年3月号掲載)
函館海鮮居酒屋 魚まさ 五稜郭総本店
函館市本町4‐7
☎0138‐53‐1146
17:30~24:00(23:00L.O)
※日曜・祝日は23:00(22:30L.O)まで
無休 喫煙可
キャッシュレス決済利用可