函館市文化団体協議会(今井憲克会長)の加盟団体による「ぶんだんジョイントギャラリー展」が6日、市芸術ホールギャラリーで始まった。高校生の書道作品をはじめ、華道、絵画、手工芸作品と多彩な作品を楽しめる。
昨年からギャラリー展と合わせて開催している高文連道南支部書道専門部による「第53回高校生の書展」には、道南14校114人の生徒が出品。会場係も生徒たちが担い、作者へのメッセージや感想を書くことができる短冊が用意されている。函館稜北高校2年の坂本月花さん(17)は「全体的に力強い線の書が多いので見ていただきたい」と来場を呼び掛ける。
書以外の作品では、土岐陽子さんは木古内町のサラキ岬をイメージして赤やピンクなどのチューリップと咸臨丸をパンフラワーで制作。各団体による華道作品が会場を彩り、絵画やちりめん細工、京友禅染作品が並ぶ。函館華道連盟会長でもある今井会長は「発表機会の少ない若手中心の展示会。高校生や子どもたちの華道作品は既成の形にとらわれない感性があって若々しい」と話していた。
ギャラリーは入場無料。10日まで。9日午前10時からは、お茶席「新春を寿ぐ」(300円)がある。また、ホールでは9日午後2時から、ジョイントステージ(入場料500円)があり、9団体が出演する。(今井正一)