手作りキャンドルの明かりで街を彩る「シーニックdeナイト2020」(実行委主催)が2月1日から始まるのを前に18日、五稜郭タワーアトリウムでワックスキャンドルの製作体験会が開かれた。親子連れや観光客らが楽しそうにキャンドル作りに励んだ。
シーニックバイウェイ北海道「函館・大沼・噴火湾ルート」と連携した活動として2006年度から実施し、今年で15年目。今年度は函館市、北斗市、七飯町、森町、八雲町の2市3町で、過去最多となる13カ所の観光地や公園、国道沿いなどに計6000個のキャンドルを設置する。
この日の体験会では、2月1日に五稜郭公園に設置するワックスキャンドルを実行委の構成団体メンバーや地元住民、観光客らが製作。牛乳パックに溶かしたろうを流し込み、回転させながら冷やして固め、中が空洞になった角柱型キャンドルに仕上げていった。
初めて参加した函館市の藤村雅子さん(77)は「キャンドル作りは楽しい。点灯した様子を見るのも楽しみ。素敵な冬のイベントがさらに広がっていけば」と話していた。
体験会は、19日にも午前10時半~午後2時半に函館コミュニティプラザ(Gスクエア、シエスタハコダテ内)で開かれる。今年度初めて設置する行啓通り用のワックスキャンドルを製作する。参加無料。(早坂直美)