JR函館駅前広場で29日、イルミネーションの試験点灯が行われた。LED電球計12万個で彩った“光の回廊”の照明設備を作業員が最終確認し、冬季の観光客を出迎える準備を整えた。
市が設置した駅舎出入り口と国道の間にある約80メートルの回廊は、道南スギを組み合わせたフレームで構成。中にはイカ釣り船のいさり火に見立てた球体の電飾が釣り下がっている。アーチ内を通行する人の動きに合わせ光が動く仕掛けもあり、周辺の花壇は青色のLEDを散りばめて海を表現し、全体的に幻想的な雰囲気を演出している。
光が点灯すると、駅へ向かう人たちが足を止め、写真を撮ったりしていた。市内の会社員女性(29)は「寒さが増すとさらにきれいに見えるのでこれからが楽しみ」と話していた。
点灯は30日~来年2月29日の日没から午後10時まで。(小杉貴洋)