8日は二十四節気の一つで冬の気配が現れ始めるころとされる「立冬」。函館地方気象台は同日、函館(美原)で7日深夜に初雪と、8日朝に横津岳(1167メートル)で初冠雪を観測したと発表。暦通りに季節を感じる日となった。
同気象台によると、7日午後11時40分ごろから同11時50分ごろにかけてみぞれが降り、初雪の観測となった。平年より4日遅く、昨年より14日早かった。横津岳の冠雪は8日午前8時ごろ、同気象台から職員が目視で確認した。平年より14日、昨年より9日遅かった。
函館市内は冬らしく、低くどんよりした雲に覆われ、五稜郭公園ではマフラーや手袋を付けて歩く観光客が多く見られた。公園内の紅葉は、イチョウはピークを過ぎたがサクラはまだ色付いている葉が多く、五稜郭タワー展望台を訪れた人たちはサクラの花の時期と違う季節の色合いを楽しんでいた。(山崎純一)