函館デザイン協議会(岡田暁会長、47会員)の第26回会員作品展が24日、函館コミュニティプラザ(Gスクエア、シエスタハコダテ内)で始まった。函館を舞台にしたプロサッカーリーグを想定し、加盟する4チームのデザイン展示をはじめ、同協議会、会員の取り組みをパネルで紹介している。
過去の作品展でもテーマを決めて取り組んだ「函館もしもプロジェクト」の第3弾として展開。スポーツをテーマと決め、サッカーに最も人気が集まった。
架空のリーグ「函館アイランドリーグ」は、函館どつくの先にある「巴スタジアム」で行われ、収容人数5000人の地域密着の聖地だ。市内の各埠頭からシャトル船でアクセスでき、会場にはイメージ図、模型を展示した。
加盟チームは元町、湯川、五稜郭、桔梗の4地域に本拠地があり、このうち「F.C.ウィル元町」は1891(明治24)年創設の伝統チームで、五島軒がスポンサー、「レンガレッド」がチームカラーだ。それぞれにエンブレムや実在する地元企業のロゴが入ったユニホーム、チームの特色、関連グッズなど、担当デザイナーが設定を作り上げた。
また、協議会の活動では函館西高、函館稜北高の生徒と取り組んだ統合校の校章をデザインする取り組み、昨年度の「函館パッケージ展」の成果品も紹介。各会員のグラフィック、写真などの近作も並べた。
岡田会長は「楽しいものからまじめな作品まで、幅広く楽しめる展示。プロデザイナーの本気の遊び心も楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けている。
入場無料。27日までの午前10時~午後7時(最終日午後5時まで)。(今井正一)