【松前】「第5回松前城下マグロまつり」(実行委主催)が22日、町松代の城下通りを会場に開かれた。地元産の本マグロを目当てに多くの来場者が訪れ、多彩なイベントで盛り上がりを見せた。
まつりの目玉となる本マグロ解体ショーでは、15日に前浜で水揚げし熟成させた本マグロ(65キロ)を、函館で海産物を取り扱うマルコ・オーエム物産の小野貴弘さんが豪快な手つきでさばいていった。部位ごとに手早く切り分けられる様子に、見守る観客からは歓声や拍手が送られていた。また特設即売会場では地元産本マグロが格安で販売され、400人以上が列を作って買い求めていた。
このほかメインステージでは松前高校書道部による書道パフォーマンスや江良杵振舞の披露、マグロ争奪〇×クイズ大会など年齢問わず楽しめる催しが目白推し。地元の特産品を販売する屋台もずらりと並び、食欲をそそる香りを漂わせていた。
函館から訪れた菅原秀雄さん(67)は「毎年、本マグロを目当てに松前に足を運んでいる。今年も無事に購入することができてよかった。家に帰ってじっくりと味わいたい」と話していた。(小川俊之)